11月21日〜ドル円、ユーロドル相場分析「みなみ君の環境認識」

今週の為替相場

今週の相場はドル円もユーロも大きな動きもなく、難しい相場展開でしたね。

ドルに関して言えば、大きな下落を止められ、一旦は調整局面といったところでしょうか。8月の130円からの上昇から見れば、相応の下落幅ですね。

先週はFOMCメンバーも連日発言していたこともあり、難しい展開が続いています。全体的に利上げを緩める発言が多い印象の中、ブラード総裁の発言では政策金利7%という意見も出ています。

どちらにせよ、日本との金利差は広がるので、円買いの材料は乏しいですね。

来週は上下どちらに抜けてくるかがポイントになってきそうです。

来週のイベント
  • 23日(水)24時 アメリカ10月新築住宅販売件数
  • 23日(水)28時 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 24日(木)21:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
  • 24日(木)アメリカ休場
  • 25日(金)アメリカ休場

ドル円(USD\JPY)ユーロドル(EUR\USD)を取り巻く環境認識

ドル円、ユーロ/ドルの分析をする前に、株やゴールドからドルの強さを見ていきましょう。周りから攻めてく事って大事ですよ?

ドルインデクス 4時間足
ドルインデックス 4時間

先週はドル安が続いた1週間でしたが、長い下ヒゲをつけて下げ止まっています。チャート形状的にも上目線。青ボックスでレンジを作るかは月曜日以降の動き次第で微妙なところです。

大きなドル売り材料が出てこなければ、日米金利差からもドルは上目線だと思います。利上げが緩和されたとしても、利上げには変わりないですからね。利下げにならない限り円は、、、。

ただし、ボックス上限付近なので、ロングは慎重にいきたいとこ。ボックスを上抜けしたとしても、すぐ真上の青ラインが抵抗になりそうです。

ダウ 4時間足
ダウCFD 4時間足

株価は下降トレンドラインを上抜け。高値でレンジを作ってます。先に書いたブラード総裁の政策金利7%発言で売られたものの、全戻しと買いの勢いが強い印象です。

チャート的には上に行きそうな印象ですが、34277は日足の戻り高値であり、今いる場所もレンジ上限付近。ここからのロングは高値掴みになりそうなので、様子見が吉です。

XAU/USD 4時間足
XAU/USD 4時間足

ゴールド4時間足です。短期的には戻り高値を抜けてきてます。先週の買いは強かったですが、今週は一旦流れを止められた1週間でした。

1800付近は日足の戻り高値。利確売りも入り上値が重いところです。とりあえず調整といった流れですね。どこまで調整が入るかを見て行きたいとこです。

イマイチ方向感が難しい相場ですが、下値が固まればロング、上値が重くなればショートが基本です。様子見大事ですよ。

XAU/USD 1時間足
XAU/USD 1時間足

ゴールド1時間足です。ヘッドアンドショルダー様な形状です。黄色ボックスを下抜けてますが、オレンジラインで一旦は反発されてます。

月曜日はオレンジラインを下抜けるか、戻りを待って、短期的にショートを狙ってみるのも面白いかもしれませんね。ドル次第では以外と伸びそうな気もします。

ドル円(USD/JPY)環境認識

USD/JPY 1日
USD/JPY 1日

ドル円の日足は、130円からの上昇を6割戻しで一旦止まったところです。先週はその調整の1週間でした。上下にヒゲをつけた小さなローソク足が並ぶ、方向感のない感じで終わっています。

来週の動きですが、下落の大きさからみて上下どちらを目指すにしても、もう少し横の動きがあっても良いのかなぁっと思います。つまり、もう少し方向感が掴めない動きが続くかもしれません。

方向感がイマイチなときは、短い時間足でトレードするか、もうトレードしないと割り切るのも上手なやり方です。

USD/JPY 4時間足
USD/JPY 4時間足

ドル円4時間足です。この1週間は黄色のボックスの中でレンジを形成中です。下値は138円、上は140.8円辺りです。黄色ボックスを上に抜けたとしても、147.45付近、下抜けでも137.67付近で抑えられ、反転大きなレンジもありえますね。

今年のドル円はボラリティが大きいので、あまり動きが無いといっても、黄色ボックスで2円の値幅があります。短期的に勝負していけますね。

私は、中長期的にドルは上目線だと思ってます。問題はどこで拾っていくかですよね?

横軸調整が続くと想定するなら、来週の動きを見てから考えていきます!木曜日、金曜日はアメリカ休場です。閑散相場を考えると、長期目線のポジションはあまり持ちたくないな。っと思う次第です。

USD/JPY 1時間足
USD/JPY 1時間足

ドル円1時間足です。

ドル円は黄色ボックスの上限付近。黄色ボックスでレンジになるか、一旦は上に抜けるか微妙な位置です。

しかし、安値切り上げのトレンドラインが引けます。そして、短期的に足場を作ってきてますね。チャート形状も一旦は上に行きそうな雰囲気です。

レンジが続きそうと書きましたが、ボックス上抜けなら、やはり押し目をまってロング狙いですが。それでも142.47付近では利確を考えるのが安全かと思います。

下抜けの場合は、長いヒゲをみると拾われそうですね。ローソク足実態で超えるまでは様子見でもいいかもしれません。

ユーロドル(EUR/USD)環境認識

EUR/USD 1日足
EUR/USD 1日足

EUR/USD の日足から見て行きます。

ユーロは長期下降トレンドを抜けて強く上昇してきましたが、ここで戻り高値1.0365付近で抑えられたところです。ここはレジサポ転換になってた場所。なかなか固い場所で1週間レンジになっています。

フィボ的には、ヒゲ先で半値戻しといったところでしょうか。直近の強い上昇、下降トレンドの大きさから見ても、今週のレンジは値幅も期間も短いです。

来週以降も方向感は出にくい印象ですね。

EUR/USD 4時間足
EUR/USD 4時間足

ユーロドル4時間足です。青ボックス内の動きで1週間終えたとこですね。

ユーロドルは上値は重たい場所になってきました。ドルが絡む事のほかに、天然ガスは一時期にくらべ価格が落ち着いたものの、ユーロも景気後退懸念やロシア情勢等、不安材料を抱えてます。

EUR/USD 1時間足
EUR/USD 1時間足

ユーロ1時間足です。

ドルと同じように1週間、方向感のない難しい相場のユーロです。

ドルのところで述べたように、難しい相場、わからない相場は様子見が安全です。エントリーしなければ損失は発生しませんからね。

特に今のような相場は、レンジ抜けに飛び乗りは、上位足のトレンドにもよりますが危険です。一瞬は走るかもしれませんが、、、。

ユーロはレンジの上限、下限ともイマイチはっきりしません。高値は切り下げてますね。ドルの動き次第ですが、下に抜けてきそうな印象です。1.016~1.0付近までの下落はあるかも。ですが、そこから下降トレンドが生まれるか、上に抜けたら、素直に上昇するかは疑問。

最近の相場は本当に難しいです。