ドル円(USD/JPY)

先週(10月17日〜21日)の為替相場ですが、12日間陽線つづきのドル円に、ついに大きな陰線をつけて終了しています。
相変わらず強かったドルですが、12月のFOMCで利上げに下方修正(0.75%⇨0.5%)が入る可能性があることが、大きな売りの要因になったみたいです。その後の狙ってたかのような為替介入もありましたね。
21日(金曜日)は、一時152円を試す動きをしたドル円ですが、146円前半まで落とされ、その後1円戻したところで週を終えました。
以前までの介入では、為替介入後は全戻しされることもありましたが、1円しか戻せなかったこと、12月の利上げが0.5%と低い値になる可能性。ここから来週のドル円は、調整になるかもしれませんね。
ドル円、来週に向けて環境認識

ドルインデックスはレンジになっていますね。金曜の終わりに大きく売りが入り、週を終えています。まだ、下抜けした訳ではありませんが、前述した金利や介入の動きを見ても、1度下を試す動きをする可能性は十分あるとみています。

しかし、トレンドがV字に転換することはほぼ無いです。そしてドル円は上値が重くなってきた言えど、円が買われる理由はいまだにありません。テクニカル的に見ても、やっぱりドル円は上目線とも言えます。
週明けからは、レンジに始まり、一旦は146.200を割る動きもあるかもしれませんね。押し目を作ってきたら買いを狙いたいとこです。
昨今の急上昇の値動きを見ると、押しの深さも計り知れません。安易にエントリーすると高値で捕まってしまいます。為替介入も怖いですからね。
支えられる壁を作ったらロングを検討してみる予定です。
ユーロドル(EUR/USD)

ドルが強い上昇をした1週間ですが、ユーロも底力をみせた1週間でした。ドルの上昇の割に落ちないんですよね。
上値を0.9875付近に抑えられながらも、安値を切り上げて来てます。「ただ円が安いだけ」とも言えますが、大きな下ヒゲを付けて週を終えました。長期下降トレンドと三角持ち合いとも見えますし、1.0上抜けすればダブルボトムな状況です。
ドルの金利縮小(0.75⇨0.5)を検討するニュースもあり、ドル売りから金曜日は株価も急騰して終わりました。
ユーロドル(EUR/USD)、来週に向けて環境認識

日足はいまだ長期の下降トレンドの中でが、ここにきて明確に安値切り上げできてます。
金曜はレジサポにもなった固い0.986ラインで終幕。チャート形状もダブルボトムを作っているようにも見えますね。0.986ラインは堅そうですが、ここを突破できれば1.0を目指す展開が予想できます。

株価も金曜のドル売りから一旦は上を目指しそうな展開。先にあげたドルインデックスのレンジ下限の攻防と合わせて、ドル売りの流れはありそうです。

金曜の終値は、黄色のラインで囲んだトライアングルを上抜け確定と見るには微妙なところ、真上に0.987のラインがあり、ここをローソク足実体で抜けたら上抜けと判断するつもりです。
ドルも上が重い展開ですが、ずっと売られてきたユーロドルもかなり上値が重い状況。ですが、金曜日の長い下ヒゲや安値切り上げから、ユーロの下はかなり硬いと思ってます。
具体的には、一旦下げてきたら、安値を切り上げた0.975ライン、0.966ライン辺りを壁にしてロング狙い。0.987を上抜けしてくるなら、短期的に追いかけても面白いかもしれません。
来週(10/24〜)の環境認識をしてみました。あくまで個人の見解です。トレードは自己判断で!