1月23日〜ドル円、ユーロドル相場分析「みなみ君の環境認識」

1月23日〜ドル円、ユーロドル相場分析「みなみ君の環境認識」 今週の為替相場

お疲れ様です。みなみです。

ドルは相変わらず、イマイチはっきりしない方向感ですが、円がよく動いた1週間でした。日銀会合もありましたしね。

ボラはすごくありました。短期トレードや、うまく乗れた人にとっては、面白い環境だったのではないでしょうか?

日銀の政策は「変更なし」と黒田総裁が言うように、変更は今はないのでしょう(笑)

しかし、ドル円チャートが「行ってこい」の展開、全戻ししたように、海外勢は12月のイールドカーブコントロールの拡大、そして近い将来撤廃してくることを予想した動きとも見れます。

米国の利上げの目処については、はっきりした答えはありませんが、リセッション懸念とあいまって遠くない未来には答えが出そうです。つまり、ドルは上が重い展開が続くのではないでしょうか。後述する、ダウの底堅さにも繋がってくると思います。

今週の注目材料

23日

  • 8:50 🇯🇵 日銀・金融政策決定会合議事要旨

25日

  • 22:30 🇨🇦 カナダ銀行 政策金利

26日

  • 21:30 🇺🇸 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
  • 24:00 🇺🇸 12月新築住宅販売件数(前月比)

27日

  • 22:30 🇺🇸 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター

ドル円(USD\JPY)ユーロドル(EUR\USD)を取り巻く環境認識

ドルインデクス(DXY)

DXY 4時間(日足)
DXY 4時間(日足)

ドルインデックスの4時間足(日足)です。

緑枠のボックスを、下抜けして始まった1週間ですが、なかなか上に戻ることは難しいようですね。

今週のドルは大きな動きはありませんでした。現在は、下値を支えられていますが、高値切り下げのディセンディングトライアングルの形状。金曜日に大きく売り込まれて、下に抜けそうな雰囲気がでてきてます。

来週もドルの弱い展開が続きそうです。

ダウ CFD

ダウ 4時間(日足)
ダウ 4時間(日足)

ダウCFD4時間足に、日足を重ねてます。

ドルは決して強いわけではなかった1週間ですが、今週はFRBメンバーが連日のように発言していました。全体的にタカ派な印象の発言が多かったこともあり、週の後半は売られる結果になっています。

まぁ売られたといっても、金曜日にしっかり買い戻しも入っていて、ダウは底堅いのではないでしょうか。青ラインを超えて来るなら、押し目で買っていきたいです。

ゴールド(XAU/USD)

ゴールド 4時間(日足)
ゴールド 4時間(日足)

ゴールド4時間足に日足を重ねてます。

ゴールドですが、年末から強い上昇トレンドが継続中です。黄色のトレンドラインは日足で引きました。先週、トレンドのセンターラインで支えられての上昇で、現在はトレンドの上限付近まで到達。

ゴールドはドルが強くなっても、しっかり買いが入って底堅い動きがありますね。

しかし、現状ではトレンド上限付近です。このままトレンドを上に抜けれるかは微妙な感じ。金曜日が揉み合いの結果、日足が陰線で確定。日足の高値更新はしたものの、上値の重さも感じられるかなと。

いづれにしろ、落ちたら拾う目線です。

ドル円(USD/JPY)来週の環境認識

USD/JPY 4時間(日足)
USD/JPY 4時間(日足)

ドル円4時間足(日足)です。

ドルは下降トレンド継続中。現在129.6付近を推移しています。130.5の節目を割ってドルはまた一つ下のレンジに移行したと見ています。

水曜日の日銀会合では、ドルは一時的には上昇するも終わってみれば全戻しとなっています。金曜日のFRBメンバーのタカ派発言でドルは買われたものの、高値更新とはいかず週を終えました。

USD/JPY 15分足(1時間)
USD/JPY 15分足(1時間)

ドル円15分足に1時間足を重ねてます。

短期足では安値切り上げ。金曜深夜に売りが入ったところを、現在は129.5(青ライン)でなんとかサポートされているとこ。短期的には上かもですが、長期的にも中期的にも下落圧力が強そうなので、安易なロングは危険。

ロング狙いなら、安値切り上げラインまで引きつけるか、130.5を実態で更新した後の押し目買いが無難かな。

ショート目線なら、切り上げライン割れを狙うか、130.5(オレンジライン)もしくは指標高値の131,5付近まで引きつけて売るかですかね?

ユーロドル(EUR/USD)来週の環境認識

EUR/USD 日足(週足)
EUR/USD 日足(週足)

ユーロ/ドルの日足に週足を重ねてます。ユーロは昨年末頃から、約1年続いた下降トレンドから反転、上昇中です。

今週は、1.085辺りでレンジを形成中。ECBの発表では今年は0.5%の利上げを継続とのこともあり、利上げ期待からのユーロ上昇と見ることができるでしょう。

しかし、ユーロも米国同様、景気後退懸念を足元に据えたまま、ユーロは地理的にもウクライナ問題を抱えたままです。

テクニカル的には、日足の重要水平線を上抜けして強い上昇が継続中、目線は上です。

押し目を作るとするなら、トレンドラインセンターとオレンジライン(1.063付近)、トレンドライン下限とオレンジライン(1.036付近)は想定内かな。

昨今のドル売りの流れから、強く上昇している傾向があるので、ドルが大きく買い戻すことがあれば、ユーロも一旦は下に振るかもしれません。

EUR/USD 4時間(日足)
EUR/USD 4時間(日足)

ユーロドル4時間足(日足)です。

今週のユーロドルは、1.077~1.088のレンジで週を終えました。ドルがあまり動かなかったから、仕方ないですね。

難しい相場だったと思います。

来週ですが、レンジを上に抜けて来るならロング、下ならショート。素直についていくしかないかなっと思ってます。

ただし、ユーロは単体で特別強いとは言えないので、どっちも短期勝負です。ドルの動き次第なところが大きいので。

来週も、今のレンジ内なら触らない!わからない相場はやらない!

これ重要!

今の相場は「円」主体に動いている気もするので。最近は、クロス円の方が面白いかもですね。