1月2日〜ドル円、ユーロドル長期目線で相場分析「みなみ君の環境認識」

1月2日〜ドル円、ユーロドル長期目線で相場分析「みなみ君の環境認識」 今週の為替相場

明けましておめでとうございます。みなみです。新年も明けて2日ですね。皆様はいかがお過ごしでしょうか?

今日から月曜日なので、為替は国によっては動きますが、多くの主要国家はまだお休みです。本格的に動き始めるのは明日から。っということで、明日は新年最初のトレードといきたいですが、どんな動きになるのでしょうか?

まだまだ取引も薄い環境が予想されます。何年か前のフラッシュクラッシュも確か新年3日だったと記憶してます。不用意にポジションを持つのは気おつけましょうね。

さて、今週の相場ですが、いきなり注目指標が入ってきます。どんな動きかはまったく予想がつきません。なので、いつもより上位足で、長期的な目線で見ていきますね。

今週の注目材料

2日

  • 休場🇺🇸 🇯🇵 🇬🇧 🇦🇺 🇨🇭 🇨🇦 🇳🇿 🇸🇬 🇭🇰

3日

  • 休場 🇯🇵 🇳🇿

4日

  • 24:00 🇺🇸 12月ISM製造業景況指数
  • 28:00 🇺🇸 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

5日

  • 19:00 🇪🇺 11月卸売物価指数(PPI)
  • 22:15 🇺🇸 12月ADP雇用統計
  • 23:45 🇺🇸 12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
  • 23:45 🇺🇸 12月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)

6日

  • 19:00 🇪🇺 12月消費者物価指数(HICPコア指数)
  • 22:30 🇺🇸 12月失業率
  • 22:30 🇺🇸 12月非農業部門雇用者数変化(前月比)
  • 22:30 🇺🇸 12月平均時給(前年同月比)
  • 24:00 🇺🇸 12月ISM非製造業景況指数(総合)

ドル円(USD\JPY)ユーロドル(EUR\USD)を取り巻く環境認識

ドルインデックス

DXY 週足(月足)
DXY 週足(月足)
DXY 4h(日足)
DXY 4h(日足)

ドルインデックスの長期足です。

左のチャート(週足に月足を重ねてます)が示す通り、昨年は一直線に高値を目指していました。こうして見ると、昨年のドルの異常な強さがよく分かりますね。

昨年10月から下落に転じていますが、現在は前回高値で下げ止まっています。

しかし、右チャート(4時間足に日足を重ねてます)のように、安値は止めていますが、高値を切り下げながら推移。ディセンディングトライアングルになってきてますね。下降トレンドのディセトラは下抜けがセオリー、っと言われてますが実際のところ抜けてみなければ分かりません。

ドルインデックスはユーロの強弱に引っ張られる傾向があります。年末のユーロは強かったからですね。

兎に角、前回高値(オレンジライン)がサポートとして機能するのか、それとも抜けてくるのか。ここが注目ポイントになりそうです。

DAW CFD

DAW 1週(月足)
DAW 1週(月足)
DAW 4h(日足)
DAW 4h(日足)

直近では売られる印象が強い米株ですが、長期目線で見れば底堅い印象です。

週足では、28600(オレンジライン下)でサポートされ、下降トレンドを上抜け。現在トレンドライン上で揉み合っています。

右チャート(4時間足)では、上値はレジサポになった33400、安値を32500のレンジ相場。今のとこ方向感はありません。

個人的には上に行って欲しいのですが、年明けから指標も多く、抜けた方について行くしかなさそうです。

ゴールド(XAU/USD)

XAU/USD 週足
XAU/USD 週足
XAU/USD 4h(日足)
XAU/USD 4h(日足)

ゴールドはドルの強さに影響を受けやすい金融商品です。そのおかげでチャンスも多いですが、昨年は乱高下が激しかったですね。

現在は、昨年春の高値(2070)からの下落を、安値(1615)で反発し、現在は1800付近でレンジを形成中。半値戻しといったところです。

この辺りは、頻繁にレンジを形成する価格帯。素直に2000を目指せるとは思えません。でも、ゴールド買いが強いんですよね。

右チャート(4時間)では、上値は1823で抑えてはいるものの、綺麗に安値を切り上げてきています。上に抜けそうな勢いですね。

ドル円(USD/JPY)環境認識

USD/JPY 週足(月足)
USD/JPY 週足(月足)

ドル円の週足に月足を重ねてます。

一昨年(2021初旬)を起点と考えるなら、昨年の高値151円は約2年かけて50円上昇したことになりますね。フィボを引く場所は賛否あると思いますが、仮に102.7から引くと、現在の130円は45%戻しくらいでしょうか。実はまだ半値戻してないのです。

※102円起点でのフィボ半値は大体ですが、127円あたりです。以前ここで示した113円からフィボを引いた場合、61.8%が128円付近。

つまり、ドル円はもう一段下げても不思議ではない?ってこと。

ドルインデックスも強いサポートですが、週足レベルの話であって、短期的には下に抜けても不思議ではなく。株やゴールド、後述するユーロも強い印象です。

USD/JPY 4時間(日足)
USD/JPY 4時間(日足)

ドル円の130円は、長期足で見ても強いサポートです。週足のダウ的にも最高値をつけた押し安値と見る人も多そうです。基本的には、週足レベルの抵抗は簡単には抜けません。

4時間足でみると、下降トレンドが引けます。130円の抵抗を信じるなら、ギリギリまで引きつけてロングもありですが、現状では完全な逆張りな上、根拠も水平線1本では心許ない感じ。

それに先に述べたように、株の底堅さやゴールドが強く、ドルが売られやすい状況なんですよね。ショートなら、4時間足の前回高値とトレンドラインのクロス点辺りに引きつけて狙っていきたいです。

上手くそこにくれば、、、ですが。

ユーロ/ドル(EUR/USD)環境認識

EUR/USD 週足(月足)
EUR/USD 週足(月足)

ユーロドルは、2021年の夏から続く下降トレンドを一旦は上抜け。現在は週足の戻り高値、そして過去になんどもサポートされていた1.06~1.07 付近にきています。

ここでレジサポとなり、下落するか、それとも抜けてこれるかで大きく変わってきそうな場所ですね。

現状では、長期足(週足、月足レベル)でみると、まだ下目線なんです。今の状況で、ショートは入りにくいですが。

直近ではECBの利上げもあり、ユーロは底堅い動きが多く、買い支えられていました。

週足レベルの戻りは一直線に上げてきてます。今年もその流れが続くようなら、再び1.1を超えてくる日も近いかもしれませんね。

EUR/USD 4時間(日足)
EUR/USD 4時間(日足)

ユーロ/ドルの4時間足です。最近の値動きでは、レンジを形成していましたが、年末に上抜け。まさか30日に動くとは思わなかったです。

高値、安値も切り上げてきてるので、上に行きそうな展開ではありますね。でも、長期足で見ても押しらしい押し目を作ってないんですよね。

上下に抜ける動きを見るより、このあたりで大きなレンジを作る可能性の方が高い気もします。

先に言ったとおり、1.07付近は揉み合いになるポイント。短期的には、抜けて来たレンジ上限付近まで戻したところで拾ってみても面白いかもしれません。逆にドルが130で耐えるなら、押しが入るチャンスになりそうですが、大きく下げるかは微妙です。

今週は、新年早々に重要指標が続きます。本格的に流れができるのは来週からになりそうです。フラッシュクラッシュの例もあります。トレードしたい気持ちを抑えて、明日は不用意にポジション持つことだけは避けましょう。